ここでいう「派遣」とは「人材派遣」のこと。
人材派遣(じんざいはけん)とは、主として労働者派遣意味する用語で、これを行う業のことを人材派遣業という。この語が使用される文脈では、おおむね労働者派遣法に定義された「労働者派遣事業」と同義で使用される。
多くの場合労働者派遣を意味する「人材派遣」であるが、この用語は、大手の労働者派遣事業者が用いている。例として、スタッフサービスやテンプスタッフがある。また、業界団体である社団法人はその名に「人材派遣」の語を用いている。
企業で社員として働く場合は、正社員・契約社員のように就業先企業と直接雇用契約が結ばれるが、「派遣」で働く場合には、派遣社員と派遣会社との間で雇用契約が結ばれる。
人材派遣とはアメリカが最初に導入し、日本では1985年に制定された労働者派遣法により認められた、比較的新しい雇用形態である。人材派遣のシステムは、派遣先企業、派遣元企業、派遣スタッフの三者で成り立つ。その特徴は、雇用関係と使用関係が分離していることで、実際に仕事をするのは派遣先、賃金をもらうのは派遣元ということになる。
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